西川布団は嫁入り道具
私は関西に住んでいます。
布団といえば嫁入り道具の一つです。
私の地域は嫁入りをするときに女性側の親が箪笥に一通りの着物と夫婦の布団を揃えるのがならわしです。
もちろん、私が嫁入りをするときも両親はならわしの通りすべて揃えてくれました。
特に嬉しかったのは西川布団です。
軽くて寝心地がよくしかもあたたかく懐かしい感じは幼いころから使い慣れているからでしょうか。
また、何年たっても痛まないのはそれだけ手間をかけて布団を作っているからだと思います。
嫁入りしてから数十年がたち、次は自分の娘が嫁入りをすることが決まり、私は娘を連れて西川に布団を見に行きました。
最近はホームセンターなどでも布団を購入することができますが、寝るという行為は生きていくうえで大切なのでよい布団を使うべきだと思います。
店へ入ると感じのいい店員が私たちを迎え、接客をしてくれました。
特に布団や睡眠について何も知らない娘に丁寧に説明をしているようすは、これからも布団は西川で購入しようと思うほど好感が持てました。
新居に布団が運び込まれた日、私も手伝いに行ったのですが布団が汚れないよう丁寧に梱包されているのにも満足できました。
娘もとても喜んでおり、自分に子どもが生まれたらぜひ持たしてやりたいと言っています。
普段はお手頃なものを買ったり使ったりすればいいと思うけれど、特別なときにいい物を持たせる、使わせることは大切です。
私の一族はこれからも西川布団を愛用します。